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【イベントリポート】十勝うらほろの長い冬を楽しむ! 1月の催しを3つご紹介

「浦幌の冬はとにかく寒い!耐えるだけでは長すぎる!」

これは、地域おこし協力隊として浦幌に移住した私、佐々木すみれが、移住1年目の冬に感じたことです。札幌育ちの私は「同じ北海道だから大丈夫〜」と、冬の寒さを完全に油断しており、浦幌の厳しい冬の寒さにとても驚きました。

それもそのはず、1月の最低気温の平年の値を比べると、札幌はマイナス6.4度、浦幌はマイナス13.2度!約7度も浦幌の方が寒いんです!!

今回は、そんな寒〜い時期に浦幌で毎年開催されているイベントを3つご紹介します。
耐えるだけではあまりにも長すぎる冬。せっかく過ごすのであれば、楽しい時間を過ごしませんか?

あったか〜い おしること甘酒が沁みる……!浦幌神社のどんど焼き

浦幌神社では、毎年1月15日にどんど焼き(古神札焼納祭)を実施しています。古いお守りや、お札、しめ縄などを燃やし、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、無病息災を願います。

私は、お正月の飾りと、お守り、そして、使わなくなった太鼓のバチを納めることにしました。
私は趣味で和太鼓を叩いているのですが、同じバチをしばらく使い続けると、ヒビが入ったり、折れてしまったりすることがあります。どんど焼きへは、劣化が進んでいるものや自分の手のサイズに合わなかったものを持参しました。

私が持参したお正月の飾り(写真上)と「マイバチ」(写真下)です。

12時すぎに浦幌神社の境内へ。入ってすぐに視界に飛び込んできたのは、燃え盛る大きな炎!すでにたくさんの物がお焚き上げされていました。近くにいた係の方にお正月飾りとバチを納めると、すぐに火の中へ入れてくれました。

和太鼓はシンプルな楽器ですが、私は太鼓を叩いている時、自分の可能性が無限に広がるように感じます。それは、私の想いがバチを通して打面に伝わり、音が響き、人々にまっすぐ届くからです。
普段から練習後にバチの状態をチェックし、汚れたり、ささくれができたりしているものは丁寧にやすりをかけます。バチは私にとって、音楽を奏でる上でとても大切なパートナーなのです。
どんど焼きの炎を眺めながら和太鼓へ向き合う想いを新たにし、心が晴れやかになりました。

境内では、おしること甘酒が無料で振る舞われていました。
それらをいただきながら一息ついている間も、お正月飾りなどを手にした人たちが続々とやってきていました。

おしるこに添えられたつけものは、町内の「つけもの名人」からのおすそわけだそう。
甘いおしること塩気のあるつけものの組み合わせは絶妙で、箸が止まりませんでした!

今年は何食べた?みんなのお正月文化展

浦幌町立博物館では、毎年1月に「みんなのお正月文化展」を開催しています。2024年は1月4日から28日に行われました。展示では、しめ飾りなどの神棚の装飾のほか、町内のこども園の園児が制作した鏡餅などが紹介されていました。

こちらの写真は、「おせち料理を1人で全部作ってみた!」という町民の方の力作動画の上映の様子!
おせち料理は調理に時間がかかるため、手軽にお店で購入する方も多いと思います。こうして手間暇かけて手作りする様子を見ると、一品一品に込められた想いや願いを改めて感じることができました(手軽に手に取ることができるお店のおせち料理にも感謝……!)。

この「みんなのお正月文化展」は、毎年、「元旦に食べたもの」の写真などを一般の方々から募集し、展示しています。浦幌町外の方からも受け付けており、今年は東京や滋賀などからも送られてきていました!

浦幌町立博物館では毎月様々な行事・企画展が開催されています。
最新情報はホームページでご確認ください。

こちらの記事もご覧ください!

寒い冬!子どもも大人も一緒に楽しむ 「しゃっこいフェス」

「冬も楽しめるイベントが、浦幌にほしい!」

という子どもたちの声から、「しゃっこいフェス」は始まりました。

町内の若者の有志が中心となって企画から運営まで携わり、毎年1月下旬の週末に開催されています。9回目となった2024年は、1月27日に上浦幌中学校で、1月28日に浦幌小学校で開かれました。

こちらは綱引きの様子です。北海道教育大学釧路校の学生のみなさんがボランティアで企画しました。足もとは雪で少し滑る〜!!大人も参加し、子どもたちと一緒に楽しく「本気で」競い合いました!

毎年恒例、雪の巨大滑り台は今年も不動の人気でした!
大人も見上げるような高さから、そりに乗り、風を切って一気に滑り降りるのはなかなかスリル満点!楽しそうな歓声が絶えず上がっていました。

会場には、アイスキャンドルも並びました。これ、かわいらしいでしょう?浦幌町の花「ハマナス」の花びらで彩っているんです。顔を近づけると、ハマナスの上品な香りがふんわりと感じられました。

今回からは、数年ぶりに飲食の出店も再開されました。思いっきり体を動かした後はお腹がぺこぺこ。厚内のタコ漁師さんが作る「たこ焼き」、浦幌産のダイコンやニンジンがたっぷりと入った「浦幌汁」など、テントやキッチンカーがずらりと並び、イベント中は行列が途切れることなく並んでいました(写真は準備中の様子です)。

毎年、1月のこの日が来るのを心待ちにしている子どもたちも多いという「しゃっこいフェス」!内容が年々パワーアップしており、来年はどんな内容で浦幌キッズを笑顔にしてくれるのか、いまから楽しみです。

今回は、ちょっぴりローカルな浦幌の冬のイベントを3つご紹介しました。
浦幌神社のどんど焼き、町立博物館のお正月展、しゃっこいフェス、いずれも1月の開催です。
日常に溶け込むような催しでもありますが、改めて参加してみると、町の個性に気づいたり、新たな発見があったりしました。

みなさんが暮らす町の「日常に溶け込む冬の催し物」はなんですか?
来年はぜひ浦幌にお越しいただき、それぞれの良さを発見してくださいね。

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