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1人で【のんびり】【どっぷり】【ひっそり】浦幌の冬の楽しみ方をご紹介

まだ薄暗い時間からの雪かき、なかなか慣れないツルツル路面の運転、寝起きのひんやりとした鼻先の冷たさ。
たっぷりと注がれたコーヒーから立ちのぼる柔らかな湯気、寒い日にくっきりと映る星空の美しさ、温泉に浸かった時に内側からじんわりと広がる幸福感。
十勝の冬は長く厳しいものですが、冬にしか得られない楽しみもたっぷりとあります。
時には1人で浦幌の冬をじっくりと楽しんでみませんか。

【1人でのんびり】喫茶futatsuki

喫茶futatsuki(Instagramにリンクします)の店主は、15年ぶりに地元である浦幌にUターンをした出口朋実さん。
もともと食べることも料理することも大好きで、札幌の飲食店やカフェで働くなかで「いつか自分のお店を持ちたい」という思いが芽生えたそう。
一目惚れした空き家を改修し、2024年11月22日「喫茶futatsuki」をオープンさせました。
店舗改修には昔からの幼馴染や、札幌時代の仕事仲間や友人たちも駆けつけ、すでに思い入れがいっぱいだそうです。

今回私も初めてfutatsukiさんにお邪魔し、ランチタイムを楽しんできました♩

1日10食限定の日替わりプレート(1,100円)

この日の日替わりプレートの内容はこちら。メイン料理と副菜が約5種類つきます。
プレートのほかにご飯と味噌汁、そして食後に温かいお茶が付きます。

出口さんの周りには農家さんが多いそうで(なんとご実家も農家さん!)、地元の新鮮で美味しい野菜を中心に、日替わりプレートを作っているとのこと。
食材本来の旨みを生かした味付けには、素材へのリスペクトを感じます。
プレートから食べ物がどんどんなくなってしまうのが寂しく感じるくらい、どれも絶品でした。

デザートに、無農薬かぼちゃのバスクチーズケーキ(450円)と、珈琲(600円)をいただきました

デザートも日によってメニューが変わり、この日の珈琲はグアテマラの深煎りの豆が使われていました。
どっしりとした苦味の落ち着く味わいが、冬の冷えた体に染み渡ります。

「気兼ねなく1人でも来てほしいし、夜に珈琲1杯だけというご利用も大歓迎!」とおっしゃっていた出口さん。
店内はとても落ち着いた雰囲気で、いくらでものんびりできちゃいそうです。

夜のメニューはこんな感じ。
「牛タタキとキウイの和えもの」は意外な組み合わせですが、お肉の油とフルーツのさっぱり感が合わさって、病みつきになる味わいだそうです。
アツアツを食べたい「小さなラザニア」は、浦幌町産の牛乳、にんじん、トマトを使っている、地元の美味しさがぎゅっとつまった一品です。
瓶ビールはもちろん、日本酒、ワイン、クラフトビールなど、アルコールも様々な種類を取り扱っています。
最大10名ほどのコンパクトなお店なので、事前にInstagramのDMか直接お店で予約するのがおすすめですよ!

【1人でどっぷり】うらほろ留真温泉

浦幌町市街地から車を走らせること20分。大自然に囲まれた秘湯「うらほろ留真温泉」。

留真温泉の泉質はph10.0の強アルカリ性。
アルカリ性の温泉は肌への刺激が少なく、古い角質を落とす性質があるため、ひとたび浸かればパッと明るい健やか肌に。
温泉はとろりとした優しい肌あたりでゆったりと浸かれるのも魅力です。
ゆっくりと浸かることでじんわりと内側から温まり、寒さで凝り固まった身も心もほぐれていきます。

冬の露天風呂からの景色は雪がキラキラと輝き、とても眩しいです。
そして冬の森はとっても静か。温泉の掛け流しが流れる音以外何も聞こえない、という時もあります。

温泉からあがったらまずは保湿!冬はいつも以上に乾燥が気になりますよね。
留真温泉の泉質は古い角質を落とす作用があるため、お風呂上がりにしっかりと保湿をすることがとても大切です。
留真温泉の脱衣場では、浦幌発のコスメブランド rosarugosa (公式サイトにリンクします)の化粧水をご自由にお使いいただけます。
浦幌で収穫された日本原種のバラ「ハマナス」を主原料に厳選した、天然由来成分100%にこだわったコスメブランドで、お花の優しい香りに癒されながら柔らかなお肌に導いてくれます。

留真温泉の売店ではrosarugosaのコスメを販売しており、各商品のテスターのご用意もあります。
いろいろ試してみてくださいね♩

留真温泉の休憩スペースはとっても広々!
食堂もあるので食事を楽しんだり、ソファーで少しウトウトしたり、ご自由にお過ごしいただけます。

留真温泉の本棚には漫画がびっしり!流行りモノから懐かしいモノまで

浦幌町立図書館の方が定期的に配本してくださる本棚が受付前と休憩スペースの2箇所にあります。
季節にあわせた本や思わず手にとりたくなるような興味深いテーマの本など、「さすが司書さん!」と思う素敵な本がいつも並んでいます。

【1人でひっそり】昆布刈石からの星空 壮大な太平洋の景色を望める人気スポット「昆布刈石展望台」

いつ来てもうっとりするような景色の数々を見せてくれる昆布刈石展望台ですが、私のイチオシは冬。
寒さが厳しければ厳しいほど、夜空いっぱいに輝く美しい星空を満喫することができるんです。

2023年12月撮影。昆布刈石展望台で眺める星空は格別。詳しい内容はこちら

しかし、一番寒い時期にはなんと−20℃を下回る浦幌!
それに加え昆布刈石は海に面した高さ80メートルほどの岸壁であるため、風が強い日も多く、快適に星空観測を楽しむためにはしっかりと下調べ・防寒対策をしていくことが大切です。

<綺麗な星空を見るための条件>

①寒い日:冬は空気が乾燥するため、空気中の水蒸気が少なくなって透過率が上がり、星をくっきりと見ることができるため。
②雨上がり:雨によって大気中のチリやホコリが落とされ、普段と比べると空気がきれいになるため。
③深夜0時から3時の間:太陽の明るさの影響を受けないこの時間帯が、一日の中でもっとも暗いため。
上記の条件に加え、国立天文台のホームページ(外部サイトにリンクします)の季節ごとに注目の天文情報を確認するのがおすすめです。

<2025年冬 イチオシの天文現象 「すばる食」>
すばる食(外部サイトにリンクします)とは、月がすばる(プレヤデス星団)を隠す現象であり、星団の星々を月が次々に隠していく姿は見応えありです!
肉眼でも見ることはできますが、双眼鏡やオペラグラスがあればよりお楽しみいただけます。
(情報提供:平塚市博物館 天文担当学芸員 塚田健さん)

<おすすめの持ち物・服装>
持ち物
・温かい飲み物をいれた水筒:浦幌の韃靼そば茶(外部サイトにリンクします)は、ノンカフェインで夜遅くでも気にせずごくごく飲めます。
・カイロ
・折りたたみ椅子:折りたたみの椅子を持参すると、落ち着いて観察できます。
・膝掛け:折りたたみ椅子に座る際にあると、より快適に過ごせます。
服装
・暖かいコート
・帽子(耳あり推奨)
・手袋
・マフラー
・暖かい靴

帽子・手袋・マフラーは必須!特に手先、足先を冷えるのでしっかり温めるのが大切です。靴の中に、カイロを忍ばせるのもおすすめ。

また、夜道は路面がツルツルしているのに加え、野生動物たちが活発に動く時間でもあります。
昆布刈石の近くにもたくさんの動物達が生息しているので、いつも以上に安全運転を心がけてお越しください。

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