浦幌町民と行く!とっておき浦幌ごはん①「お食事処 榮」〜大人も子どももくつろげる!地元食材も楽しめるお店 〜
この企画は、浦幌町地域おこし協力隊の佐々木すみれが、町民の好きなお店でご飯を食べながら、そのお店のことや浦幌での暮らしについて、ゆる〜くお話を聞いていくというものです。
毎回異なる町民ゲストの方が、日頃通っている「行くとほっとする行きつけの店」や、「この店の〇〇料理が一番!」、「とっておきのおすすめがある店」などをご紹介。浦幌町民が愛してやまないお店に、ぜひ足を運んでくださいね!
初回のゲストは、浦幌生まれ浦幌育ちの井戸川伴嘉(いどがわ ともよし)さん(取材時点37歳)です。
お仕事は農業、加工業で、農事組合法人レギュームではニンジンやダイコンなどの生産販売を、株式会社FF工房では規格外の野菜などの加工販売に携わっています。
FF工房は、浦幌の若手農家が中心となった食品加工会社。廃棄野菜を減らすことや、浦幌の野菜のおいしさを多くの人に伝えることを、井戸川さんら生産者自らが取り組んでいます。
野菜や加工品を「作る」ことをお仕事にされている井戸川さんですが、「食べる」ことも大好きで、ふだんから料理もよくしているんだとか。新商品やおいしいものには目がないということで、どんなものを紹介してくれるのか、楽しみです!
今回は、井戸川さんが子どものころから訪れているという「お食事処 榮(さかえ)」を案内していただきました。
誰と一緒でも行きやすい 井戸川さんが子どものころから親しむお店
――井戸川さん、今日はどうぞよろしくお願いいたします。このお店は、井戸川さんが幼いころから親しんでいると伺いました。
僕が子どもだったころは「レストラン大和」というお店で、店主も違ったんだよね。お店が変わってからも店内の雰囲気は変わっていなくて、今も友人や自分の家族と一緒によく利用しているよ。
――そうですよね。私がちょうど浦幌に移住した年(2021年10月)に、旧「大和」が閉店となって、翌年の2022年1月に新店舗として榮がオープンしたんですよね!
そうそう。「大和」が閉店した時はとても寂しかったけど、「榮」がオープンしてくれてとっても嬉しかったな。
――普段からよく利用されているんですか?
家族と来ることが多くて、小さい子どもがいるから、店内が広くて、子どもも食べやすいメニューがある「榮」は、とても利用しやすいんだよね。
その日の気分で選べる 豊富な揚げ物料理
――幼少期からの「榮ファン」、井戸川さんおすすめメニューは何でしょうか。
スパゲティチキンカツだね!
豚より油がきつくなくて、胃に優しいところがポイント。揚げ物が好きだけど、体調によっては少しあっさり目のものが食べたい時があるから。
――「榮」は揚げ物のメニューが豊富ですよね。他にも揚げ物メニューでおすすめはありますか?
「とんかつたたき定食」かな。カツに大根おろしが載っているから、これも比較的あっさり食べられる(笑)。
――「あっさり食べられる」。大切ですよね~!(笑)。
他には、「スペシャルランチ」もおすすめだね!
浦幌ではお馴染みだけど、ナポリタンと豚丼と目玉焼きが載った欲張りな料理で、スパゲティも豚丼も食べたい!って時におすすめ。ボリュームもあるし、いろんな味が味わえるから満足感があるよ。
――スペシャルライス、私もとても好きです!いつ食べても間違いない美味しさなので、何を食べようか迷った時に選びます。
昼も夜も。1人でさくっと、2人でじっくり、大人数でわいわいも。
――今日はランチですが、夜も利用しますか?
ランチが多いけど、夜宴会で利用することもあるよ。
「これくらいの予算で、こんな感じのメニューにして欲しい」と伝えると、希望にあわせて準備してくれるんだよ。近所の人との集まりの時に持ち帰りでオードブルを頼む時もあるね。
――マルチに利用できる飲食店なんですね。
誰かとじっくり話がしたいと思ったときに、よく利用するよ。店内が広々しているのと、店員さんがフレンドリーだけど程よい距離感で、一緒に来た人とリラックスして話ができる。
――子どものころから親しんでいるお店だからこそ、安心して落ち着いて話ができるということもあるかもしれませんね。
それもあるね。
――地元に気軽に通えるお店があるってとっても素敵ですね。「榮」への愛着も感じます。
井戸川さんが作ったこだわりの野菜も「榮」で食べられます!
――井戸川さんがお勤めのレギュームで作った野菜は、この「榮」にも卸しているんですよね。
そうそう!ニンジンとダイコンを使ってもらっています。今すみれちゃんが食べているダイコンもそうだよ!
――この大根おろし!とっても美味しいです!辛すぎなくて、いくらでも食べられそうです。いまは冬ですが(2024年1月取材)、この時期でも出荷しているんですね。
この時期は収穫はしていないけど、秋までに収穫したものを保管して、1年中出荷できるようにしているんだ。浦幌町内だと他には、「かし和家」さんと「さくら屋」さんでレギュームの野菜を使ってもらっているよ。
畑は常に変化していくものだから、畑の状態や気候にあわせて野菜の品種を変えて栽培して、畑をより効果的に使うことを目指しているよ。
――浦幌で浦幌のものを食べられるのは、とても嬉しいです。町外に出荷されたりして、産地であっても食べられる機会が意外と限られていることがあるので……。
僕も嬉しいよ。自分が作ったものを食べている人を見る機会ってそんなに多くないから。
もしレギュームの野菜を扱いたい業者の方がいらっしゃいましたら、ぜひレギュームまで連絡をください!
生粋の浦幌町民が自信をもって紹介する、おいしいおみやげとは……?
――素材の味も、お店の味も、浦幌の「おいしい」を知り尽くしているような井戸川さんですが、おすすめの浦幌みやげも教えてもらえますか?
おすすめは、黒千石きな粉のアイスクリーム。
黒千石豆の香ばしい旨味と浦幌産の牛乳で作った濃厚な生クリームが合わさって唯一無二の美味しさになっているね。甘すぎず、大人から子どもまでみんなが大好きな味だと思うなぁ。
ぜひすみれちゃんも、実家に帰る時や町外の友達へのお土産に買ってみて!
――お話しを聞いているだけでとっても食べたくなってきました!お土産にも買いたいですし、自分用にも買ってみます。
喜ばれると思う!
――はい!井戸川さん、今日はおいしいお話をたくさん聞かせてくださり、ありがとうございました!
「浦幌町民と行く!とっておき浦幌ごはん」第1弾は「お食事処 榮」でした
今回は井戸川伴嘉さんに「お食事処 榮」を紹介していただきました。
農家であり、食品加工者であり、そして食べることが大好きな井戸川さんとの「榮」でのランチ。おいしい食事を楽しみながらの会話は、その内容も「おいしい」の連続で、豊かであっという間のひとときでした。
「子どもも喜ぶメニューも豊富で、大人同士で深い会話をしたいときにもピッタリ」という井戸川さんお気に入りの「榮」、みなさんもどうぞ訪れてみてください。
魅力あふれる浦幌町の飲食店を、そのお店が大好きな町民の視点で紹介する「浦幌町民と行く!私のとっておき浦幌ごはん」。ぜひ「浦幌ごはん」の参考にしてくださいね。次回もお楽しみに!