浦幌町民と行く！とっておき浦幌ごはん②「かし和家」〜20歳で事業継承！同世代の店主が奮闘する創業94年のそば屋〜

地域おこし協力隊の佐々木すみれが、町民の好きなお店でご飯を食べながら、そのお店のことや浦幌での暮らしについて、ゆる〜くお話を聞いていくという「浦幌町民と行く！とっておき浦幌ごはん」。

毎回異なる町民ゲストの方が、日頃通っている「行くとほっとする行きつけの店」や、「この店の〇〇料理が一番！」、「とっておきのおすすめがある店」などをご紹介。浦幌町民が愛してやまないお店に、ぜひ足を運んでくださいね！

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第2回のゲストは、教育委員会の吉川さくらさんです。

帯広市出身の25歳（取材時点）で、2020年2月に就職のため浦幌町へやってきました。教育委員会に所属し、中央公民館でイベントの企画や施設管理業務を担当しています。

今回はさくらさんが一番よく行くという「かし和家」を案内していただきました。

1時間のお昼休みにぴったり！さくらさん行きつけの「かし和家」

――さくらさん、今日はご一緒させていただきありがとうございます。「かし和家」さんは、クロレラの粉末を練り込んだ緑色のお蕎麦が名物のお蕎麦屋さんですが、今回、ランチの場所としてかし和家を選んだ理由を教えてください！

「かし和家」を選んだ理由は、私と同世代の人が、伝統の味を守るために頑張っている店だということと、家から近く、一番良く行くお店だからです。本当に近くて、家からのれんが出ているか見えるので、「今日は開店しているかな？」の確認もしやすいです(笑）。

――確かに、お店が開いているかどうかを家を出る前に確認できるのは大切かもしれませんね！「かし和家」へは、お仕事の日の、お昼休みに行くんですか？

行きますね！昼休憩が1時間なので、出てくるのが遅かったりするとハラハラしちゃうんですが、「かし和家」は出てくるのが比較的早く、時間を気にせずゆっくり食べれられるのも嬉しいポイントです。

「かし和家」に通い始めたきっかけは、身近な若者が老舗を継ぐと知ったから！

――浦幌に来てから、すぐ「かし和家」に通うようになったのですか？

実は、1年くらいは行っていなかったんですよね。就職で浦幌にきたタイミング（2020年2月）はコロナが猛威を奮っていた時期だったので、毎日仕事場と自宅の往復を繰り返す日々が続いていました。そんなある日、「かし和家」を、当時20歳だった近江幹太くんが継ぐと知ったんです。

――同年代の若者が飲食店を継ぐというニュースは、さくらさんにとって驚きでしたか？

はい！とても驚きました！幹太くんとは仕事で元々関わりがあったので、応援したいという気持ちもすぐに沸きました。それから、私の「『かし和家』通い」がスタートしましたね。

優しいおいしさが染み渡る、とろろそば

――週に1度は「かし和家」に通っているというさくらさんですが、おすすめのメニューはなんですか？

とろろが好きなので、とろろそば一択ですね。本当にとろろが好きなので……。

――「かし和家」創業以来ずっと継ぎ足して守られてきた歴史あるそばつゆに、すりたての新鮮なとろろが混ざり合って、まろやかで美味しいですよね。先ほど、お品書きをほとんど見ずに注文を決める様子を見て、いつもとろろそば頼んでいるんだろうなと、薄々感じていました（笑）。

はい（笑）。ものすごく寒い時期は温かいカレー南蛮そばを注文しますが、基本的には、優しいおいしさのとろろそばをいつも食べたくなります。

――「かし和家」はメニューが豊富で、特にお蕎麦と丼ものをセットにできるので、いつも私は迷ってしまうんです。潔い良いさくらさん、カッコ良いです！

週末も働いた自分へのごほうび！

――週に1回程度訪れるとのことでしたが、何曜日が多いですか？

土曜日か日曜日、週末が多いんですよね。週末の午前中仕事があった時に、「週末に働いた自分えらいぞ！」と自分自身を労いつつ、好物のとろろそばを頬張っています！

――そうですね！お仕事の後に楽しみがあるのはいいですよね〜！

「かし和家」には10代〜20代の同年代のスタッフの方が多くて、みなさんとてもフレンドリーなんです。新メニューの開発やSNSでのお店の紹介にも力を入れています。伝統を大切に守りながらも、より良いお店にしていくための努力をしているんだなと感じます。「かし和家」のInstagram、店主の幹太さんが毎日お蕎麦を手打ちする様子が見られますよ！

さくらさんおすすめ！家族と楽しむ浦幌

――これまで、「かし和家」への愛をたっぷりお聞きしてきましたが、浦幌のおすすめのお店やお土産品などが他にあれば教えてください！

おすすめのお店は「カナリア」ですね。落ち着いた店内でのんびりと過ごす時間が好きです。
私は妹が2人いるのですが、遊びに来た時に良く一緒に行きます。今年の自分の25歳の誕生日の時には「1人カナリア」デビューを果たしました！

――カナリアのパフェは、生クリームが甘すぎずどなたでも食べやすいとお客さんから評判なんです、と、以前店主の方からお聞きしたことがあります。

そうなんです。程よい甘さでお腹いっぱいでもぺろりと食べられちゃいますよね！

――カナリアのパフェ、いいですね〜！ご実家は帯広とのことですが、帰省の際に「浦幌みやげ」は買いますか？

はい。「ユーエム」のジンギスカンを良く買っていきますよ！バーべキューを頻繁にする家族なので、買っていくと喜んでくれます。

――さくらさん、たっぷりとお話しを聞かせてくださり、ありがとうございました。「浦幌愛」がとっても伝わってきました！また一緒にご飯を食べにいきましょう！

「浦幌町民と行く！とっておき浦幌ごはん」第2弾は「かし和家」でした

今回は吉川さくらさんに「かし和家」を紹介していただきました。
筆者（佐々木）もよく行きますが、お店のファンの方から思いを聞きながら食べるご飯は、いつも以上においしく感じられ、楽しい時間となりました。
伝統を大切に引き継ぎながらも新しい風が吹く、アットホームで美味しいお蕎麦が食べられる、「かし和家」。ぜひ観光やビジネスのみなさんにも訪れていただきたいお店です。

魅力あふれる浦幌町の飲食店を、そのお店が大好きな町民目線で紹介する「浦幌町民と行く！私のとっておき浦幌ごはん」企画は、これから続きます。ぜひ「浦幌ごはん」の参考にしてくださいね！

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