「キッズチャレンジ」で踏み出したはじめのいっぽ 未来へ続くうらほろマラソン4年目の挑戦

浦幌町が一丸となり、2022年に第1回が開催されたうらほろマラソン。
「浦幌町の魅力を発見、発信できるスポーツイベントを作りたい!」上浦幌中学校の生徒の声が、うらほろマラソンができるきっかけとなりました。 今年で4回目を迎え、参加者の規模、協力団体は多種多様な広がりを見せています。
今回は毎年進化し続ける取り組み「キッズチャレンジ※」について、うらほろマラソン実行委員会 事務局の杉浦由記さんにうらほろ留真温泉スタッフ 佐々木すみれ(最近の趣味はランニング!)がお話をお聞きしました。(過去の掲載はこちら:うらほろマラソン2023レポート)
※キッズチャレンジ(こどものマラソン)とは、参加する子どもたちが目標を決めて大会の1ヶ月前からコツコツと走り、大会当日を迎える取り組みです。1ヶ月前からのキッズチャレンジでは、町内を中心に子どもたちが住む地域の公園・校庭などを走り、大会事務局のスタッフや大人の皆さんが子どもたちのチャレンジを支えました。
1ヶ月前からスタート!キッズチャレンジについて
ーーうらほろマラソンお疲れ様でした!今年のキッズチャレンジはどのような雰囲気でしたか?
コツコツと努力を積み重ねる子が最後まで挑戦を続けたチャレンジ期間だったと思います。事前チャレンジも4年目になり、子どもたちにとっては真新しさは失われていると思うのですが、「走る」という取り組みが日常に溶け込みはじめていると感じました。
ーー私も同じような実感を持ちました。 初年度のキッズチャレンジはイベントっぽい雰囲気だったのですが、今年はじわじわと人が集まり、自然にスタートしている感じでしたね。
〜佐々木が参加したキッズチャレンジの様子〜
学校の中休み、徐々にグランドに集まり、スタート地点に並ぶ子どもたち。
休み時間は短いので、5分間の全力ダッシュを実施!

練習後は、ハイタッチチャレンジ!走り終わった後も子どもたちはとっても元気。

たくさんの子どもたちが参加してくれることもとっても嬉しいのですが、少人数でも子どもたちにとってコツコツ取り組める場所になっていることにも嬉しさを感じますね。

参加した子どもたちに「うらほろマラソンの目標は?」と聞くと、みんな口を揃えて「走り切ること!」と話していました。
ーーサポーターの大人たちの雰囲気はどんな様子でしたか。
親子で参加してくれている方が多いのですが、家族だからこその自然な会話、声掛け、隣でそっと寄り添う様子が素敵でした!特に、週末に開催したキッズチャレンジでは大勢の大人が参加してくれていました。

浦幌 新養老地区 チーム。
そしてとても嬉しかったのが、副町長が浦幌の全地域を回り子どもたちの頑張りを応援してくださいました。
ーー副町長はランニングが趣味で、大会にもたくさん出られているみたいですね。 さすが現役ランナー!

ついにこの日がやってきた!キッズチャレンジ当日
ーーうらほろマラソン当日は、数日前からお天気が心配されていましたが、どんな1日になりましたか?
お天気はなんとか持ち堪えてくれました!1番早い時間のレースは予定通り8時にスタートしました。
ーー印象に残っている場面はありますか。
スタート時点に立つ子どもたちの表情ですね。
みんな、ワクワクしているような緊張しているような表情を浮かべていました。

そして、走り始めるとドキドキした表情から「頑張るぞ」という顔つきに変わる瞬間もたくさん見ることができました。

子どもたちと一緒にラン!

ーーゴールを真っ直ぐに目指して走る子どもたちの表情は本当に素敵ですね。走っている時以外に、会場が盛り上がった瞬間はありましたか?
いぬピー体操※ですね! 会場全体が一丸となり楽しい雰囲気に包まれていました。毎年恒例になりつつあるのも嬉しいですね。
※「いぬピー体操」とは、キッズチャレンジに参加するこどもたちが、音楽にあわせて踊る「準備体操」です。 浦幌町地域おこし協力隊である犬養俊(いぬかい しゅん)さんが毎年踊りのお手本を担当しており、こどもたちから「いぬピー」の愛称で呼ばれています。

ーー来年で5回目の開催となるうらほろマラソンですが、今後どんな大会にしていきたいですか。
うらほろマラソン全体では「マラソンが笑い合うきっかけに」をテーマに掲げています。テーマを達成するためにキッズチャレンジでは「うらほろマラソンだからできた」を目標に、実施内容を検討しています。
ーー具体的にどのような取り組みをしていますか。
幅広い世代が参加しやすいように、未就学児が対象の「はじめのいっぽ」やチームを作ってエントリーできる「リレーマラソン」など様々なコースを作っています。一周チャレンジという、1キロと2キロの部の参加者がそれぞれもう一周して、2キロ、3キロまで走れる取り組みも取り入れています!

ーー 一人ひとりに寄り添ったチャレンジができる大会を目指しているんですね。
続いていく生活の中で、特別に感じられるような体験をうらほろマラソンで提供したい、作り上げてほしいという想いを込めています。
ーー来年のうらほろマラソンがもっと楽しみになりました!杉浦さん、たくさんお話しお聞かせいただきありがとうございました!
うらほろマラソンの大会スタッフ、そして大会に参加してくださる皆さんも日々の中でチャレンジを積み重ねて、パワーアップした姿でお会いできることを楽しみにしています!
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うらほろマラソンは2026年も開催予定!
開催日・お申し込み方法など最新情報はうらほろマラソンHP・うらほろマラソンInstagram 等でご確認ください。 私、佐々木すみれは1-2年目は実行委員、3-4年は留真温泉スタッフとして出店に関わってきた本大会。実は2024年からランニングにハマり、2026年の大会では参加者としてチャレンジをしたいと考えています。
まだエントリーもしていませんが、町民の方々の温かい声援、辛い状況の中で広がる浦幌の美しい景色、フィニッシュ後のご当地フードたち! 想像するだけで力が湧いてきます。 こどもから大人まで、ランナーじゃない方ももちろん大歓迎!未来に繋がるはじめの一歩を踏み出してみませんか? 「1年後の自分と浦幌の未来が楽しみ!」そう思える嬉しさを噛み締めながら私もチャレンジし続けます。