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浦幌でのモルックブームの火つけ役・山村さんに聞いてみた!こどもから大人まで夢中で楽しめるスポーツ「モルック」の魅力

いま浦幌で大人気のスポーツ 「モルック」。町内で体験会や大会が多く開催されています。
浦幌でのモルックブームの火つけ役である浦幌町役場職員 山村俊介さんに、モルックをはじめた経緯や楽しさ、活動内容などをお聞きしました。

モルックとは:フィンランドのカレリア地方の伝統的なキイッカ(kyykkä)というゲームを元にLahden Paikka社(当時 Tuoterengas社)によって1996年に開発されたスポーツ。母国フィンランドでは、サウナとビールを楽しみながらプレイされている気軽なスポーツであり、とても簡単なルールで老若男女問わず楽しめます。(出典:一般社団法人日本モルック協会

初心者がモルック大会で優勝!? 初出場でつかんだ手応え

山村さん、こんにちは!今日はモルックについてたくさんお話聞かせてください。

ーよろしくお願いします!これまでにモルックのイベントは何度か開催していますが、「取材」という形で魅力をお話しすることは今まであまりなかったので、いろいろお伝えできればと思います。

まず、山村さん自身について聞かせてください。モルックを始めたきっかけはなんだったのでしょうか。


ー始めたのは、2022年の夏の終わりくらいです。「ジャンクSPORTS」という番組で、モルックが好きな芸人がアスリートに圧勝する姿を見て衝撃を受けました。その時に「やってみたい!」という気持ちが湧き、ネットでモルックのセットを即注文をしました。 

即注文!それほど衝撃的だったのですね。道具が届いてからはどうでしたか?

ー最初は1人でやっていたのですが、それでは面白くなくて役場の同僚を誘いました。そして同年の10月に中札内村で開催された大会に参加したのですが、なんと優勝してしまったんです!

中札内村で開催されたモルック杯。 優勝チームの左 山村さん、右 同僚の山本さん。

初出場で優勝! すごいですね。

ーはい。とっても嬉しくて記憶に残っています。モルックは木の棒を投げて、倒れた木製のピンに書かれた数字や倒れた本数を得点に加算していき、先に50点ピッタリになった方が勝ちというシンプルなルールなんです。

とってもシンプルですよね。私もイベントで体験したことがあるのですが、すぐルールを覚えられました。

ーそうなんです!ゲームの流れが覚えやすいので、初心者も技の習得に打ち込めるという印象があります。また、この頃モルックはそこまでメジャーなスポーツではなかったので、少し上手くなれば大会で勝ち抜いていけたのかなとも感じました。

モルックの楽しさはプレーだけじゃない! 山村さんの「強さ」の秘訣

初回大会以外に印象に残っている大会はありますか?

ー2024年2月に開催された道東モルック大会ですね。
全30チームが参加し、非常にレベルが高い大会でしたが、なんとこちらも優勝できちゃったのです。この大会をきっかけに、僕たちの名前と顔がモルック界隈で広まった印象もあります。

山村さん、すごいですね!強さの秘訣は何かありますか?

ーやる気になったらとことんのめりこむタイプだからかなと思います。また、自分の中で「自分を高めたい時期」と「モルックを広めたい時期」の2つがあるなと感じています。モルックを広めたい時期は、体験会などを開催しています。

体験や大会でたくさんいろんな人のプレーを見る機会が多いのも強さの理由ですかね?

ーそうかも!人のプレーから学ぶことも多いですね。あと、自分が活躍することで「浦幌」というワードがモルックを通して広まっているのも嬉しいです。

2024年2月開催の道東モルック大会。厳しい戦いの末勝ち取った勝利!


いつもの練習場所はビニールハウス!父もハマったモルック

普段はどこで練習しているのですか。

ー浦幌町内の実家は農家を営んでいるのですが、使っていないビニールハウスを使っています。 モルックハウスという名前をつけ、人工芝を引いて練習しています。

お手製モルックハウス!同僚の方々も一緒に練習したりしているんですか。

ーそうですね。役場の同僚や友人ともやりますし、実は私の父もモルックにハマっていて、一緒に練習したり、大会に出ることもあります。


真冬や天気が悪い日に大活躍のモルックハウス

月2回の練習会を開催中!「うらほろモルッククラブ」について

活動の幅を広げている山村さんですが、最近「 うらほろモルッククラブ」を立ち上げたんですよね?

ーはい。2025年4月に立ち上げました。モルックを始めた年から「もっといろんな人にモルックを知ってほしい。体験してみてほしい」という気持ちがあり、町内で体験会や大会を開催していました。
イベントを重ねるごとに参加者も増え、「モルックイベントを企画する団体があったらいいかも?」という声があがったのがクラブ立ち上げの経緯ですね。

初年度から「モルックを広めたい!」という想いがあったのですね。普段はどのような活動をしているのですか。

ー今は体験会を月2回(第2、4土曜日)に開催しているのと、イベント依頼があれば、可能な限り受け付けています。

6月29日(日)には、留真温泉で第1回留真温泉カップを開催していただきましたね!

ー初開催でしたが、町内外から8チームが集まり盛り上がりましたね。留真温泉に来たのが初めての方もいて、観光にも繋がったと感じています。

私もイベントを少し見学させていただいたのですが、試合中も会話を楽しみながら、和やかな雰囲気で戦う姿が印象的でした。大会後に温泉やソフトクリームを楽しむ方がたくさんいてとても嬉しかったです!

幅広い世代の方々が、カラフルなチームTシャツを着て参戦!
どの方も投げる前のドキドキした表情、投げたあとの嬉しそうな表情や悔しそうな表情が印象的でした。

今後、モルックを通じてどのようなことをしていきたいですか。

ーモルックと、別のコンテンツを掛け合わせたイベントを実施したいと思っています。これはモルックを通して出会った友人、坂本良太君ともよく話しています。

例えば、どのような組み合わせが考えられますか?

ーモルック✖️環境というテーマで、海岸を掃除した後にモルックをする、などのアイデアが出ています。楽しみながら相乗効果を生んでいきたいです。

いいですね。モルックからいろんな可能性が広がっていきますね

ーはい。始めた当初はまだやっている方が少なかったおかげもあり、「モルック」という共通点ですぐ仲良くなれたのもとても嬉しかったです。自分自身この年になって、こんなに夢中になれるものに出会えて本当に良かったなと感じています。

お話ししている山村さんがとってもイキイキしていて、モルックが大好きなことが伝わって来ました。これからのご活躍も楽しみにしています!ありがとうございました。

坂本君(写真左)と根室市でのイベントで体験会を実施した時の1枚。
これからの2人のコラボも楽しみですね!


モルックを軸に町内外で活躍をされている山村さん。お話を聞いていると、私もモルックがとってもやりたくなってきてしまいました。実は、2025年秋に第2回留真温泉モルックカップも開催予定。今からとっても楽しみです!うらほろモルッククラブの最新の活動・イベントは公式インスタグラムをご確認ください。


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